コロナ禍の賃貸市場
コロナ禍も3年目に入りましたが、コロナ前と比較して、入居者の求める希望条件に変化が見られるようになってきたので、今回ご紹介したいと思います。
まず一つ目は、
「無料インターネット設備」
そして二つ目は、
「宅配ボックス」です。
どちらの設備も、以前より人気の設備ではありますが、コロナによって、リモートワークが増えたことやそれに伴い、ネット環境の快適性が求められたことが理由の一つです。仕事で使用するという事も手伝って、最近のお客様の中には、無料インターネットに加え、回線速度まで気にされる方も少なくありません。
物件に、インターネット設備の環境整備は、まさに必須の時代となりました。
また、コロナの影響に関係なく、昨今、現場で感じる事として「高齢者」「生活保護」「外国籍」のお客様が多くなってきているという事です。
高齢者の方は、室内での病死、外国籍の方であれば、生活習慣の違いによるトラブル等、ネガティブなイメージをお持ちのオーナー様も多いのではないかと思います。
ただ、外国籍の方であれば保証会社へ加入いただくことに加えて、母国の連絡先を届出いただいたり、高齢者の方であれば、見守りサービスへ加入してもらい、病死による発見遅れ等のリスクを軽減することも可能となりました。
日本人の高齢化や今後も外国人居住者が増えていくことを想定すると、賃貸条件を見直し、しっかりと対策を講じた上で、リスクとうまく付き合っていくことが、満室経営には不可欠な時代となってきました。